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闘う女

朝比奈あすか

バブル崩壊後の1993年、出版社に就職したひとみの半生は変転の連続だった。不本意な配属、失恋、プロポーズ、予期せぬ妊娠、離婚…。時に家族や友人を裏切ってまで仕事に貪欲であり続けたひとみの20年間を、人と人をつなぐツールの変遷や、移りゆく世相を巧みに織り込んで描き出す。女の狡さと黒い本音全開のこの物語は、あなたの魂を捉えて離さない

朝比奈あすか

朝比奈 あすか(あさひな あすか、1976年7月5日 - )は、日本の小説家。本名、久保田あすか。東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業(メディアコミュニケーション研究所修了)。2000年、大伯母の戦争経験を記録したノンフィクション『光さす故郷へ』を発表。2006年、「憂鬱なハスビーン」で第49回群像新人文学賞を受賞、同作を表題作とした単行本が刊行され、小説家デビュー。 == 作品リスト == === ノンフィクション === 光さす故郷へ(2000年7月 マガジンハウス) 『光さす故郷へ―よしちゃんの戦争』(2003年7月 角川ソフィア文庫) === 小説 === 憂鬱なハスビーン(2006年8月 講談社 / 2010年10月 講談社文庫) 初出:『群像』2006年6月号 声を聴かせて(2008年8月 光文社 / 2014年1月 光文社文庫) 声を聴かせて(『小説宝石』2008年12月号) ちいさな甲羅 初出:『群像』2007年8月号 彼女のしあわせ(2010年5月 光文社 / 2013年5月 光文社文庫) 征子の道(『VERY』2007年10月号) 月子の青(『VERY』2007年11月号) 凪子の空(『VERY』2007年12月号) 母の帰る場所 「佐喜子の家」へ改題(『小説宝石』2008年9月号) やわらかな棘(2010年7月 幻冬舎 / 2014年2月 幻冬舎文庫) まちあわせ(『パピルス』18号 2008年6月) ヒヨコと番長(『パピルス』21号 2008年12月) 美しい雨(『パピルス』23号 2009年4月) 春待ち(『パピルス』27号 2009年12月) 月曜日の朝へ(2010年10月 講談社) クロスロード(『群像』2010年2月号) 月曜日の朝へ(『群像』2006年12月号) BANG! BANG!
誕生久保田あすか (1976-07-05) 1976年7月5日(44歳)東京
職業小説家
言語日本語
国籍日本
ジャンル小説
主な受賞歴群像新人文学賞(2006年)