かかとを失くして 三人関係 文字移植
多和田 葉子
九時十七分着の夜行列車で中央駅のホームへ降りた、遠い国から来た私。なぜか周囲からかかとを笑われながら、書類結婚をした男の住む十七番地のアパートで、扉に隠れて姿を見せない夫との奇妙な生活が始まる。ドイツで作品を発表していた著者が、群像新人賞を受賞して日本で衝撃的デビューを飾った「かかとを失くして」他二篇。“21世紀の世界文学”の幕開けを告げる、記念碑的作品集。
誕生 | (1960-03-23) 1960年3月23日(60歳) 日本東京都中野 |
職業 | 小説家詩人 |
言語 | 日本語・ドイツ語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 博士(文学) |
最終学歴 | チューリヒ大学大学院博士課程修了 |
活動期間 | 1991年 - |
ジャンル | 小説詩 |
代表作 | 『犬婿入り』(1993年)『容疑者の夜行列車』(2002年)『雪の練習生 |
主な受賞歴 | 群像新人文学賞(1991年)芥川龍之介賞(1993年)シャミッソー賞(1 |
デビュー作 | 『かかとを失くして』(1991年) |