cover

男の読書術

大岡玲

男のロマン、男のヒーロー、男の憧れ、男の悩み…いつの時代も、何歳になっても、失われることのない、男たちが求めるもの。それはすべて、本の中にある!毎日新聞での十六年間にわたる書評百三十余点から精選、さらに書下ろしのコラム「アキラの読み」六点を収録。文理や東西の境をこえ、あらゆる本の山々を巡ってきた著者が極めた“男読み”の奥義。男はこう読む、これを読む。読書の遍歴こそ、男の騎士道。

大岡玲

大岡 玲(おおおか あきら、1958年10月16日 - )は、日本の著作家、イタリア文学者、東京経済大学教授。 == 略歴 == 詩人大岡信と劇作家の深瀬サキの長男として東京に生れる。 中学・高校時代は、文学少年であると同時に、小林信彦の影響を受けた映画少年でもあった。武蔵高等学校卒業。高校の同級生に有近真澄がいた。 2年の浪人の後、浪人時代に読んだイタロ・カルヴィーノの影響で、東京外国語大学外国語学部イタリア語学科へ入学。大学時代から小説を書き始める。卒業後、同大学大学院外国語学研究科ロマンス系言語専攻修士課程修了。