なずな
堀江敏幸
新聞記者の私はやむない事情から弟夫婦の子、なずなを預かることになった。四十代半ば独身の私にとっては、生後二ヶ月の赤ん坊を相手にミルクをあげるのもおむつを替えるのも未知の体験。何気ない仕草や発声に様々な発見をしながら、ジンゴロ先生や友栄さんら周囲の温かい人々に見守られて、私はなずなとの暮らしを始める。生命の瑞々しさに溢れた育児小説。第23回伊藤整文学賞受賞作。
誕生 | (1964-01-03) 1964年1月3日(56歳) 日本・岐阜県多治 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 修士(文学) |
最終学歴 | 東京大学大学院人文科学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得退学 |
活動期間 | 1995年 - |
ジャンル | 小説・随筆 |
代表作 | 『熊の敷石』(2001年)『雪沼とその周辺』(2003年)『河岸忘日抄』 |
主な受賞歴 | 三島由紀夫賞(1999年)芥川龍之介賞(2001年)川端康成文学賞(20 |
デビュー作 | 『郊外へ』(1995年) |