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ヴォイセズ/ヴァニーユ/太陽の涙

赤坂真理

美樹は航空機の安全な運行をになう航空管制官。聴覚異常に苦しめられる彼女は、街で出会った盲目の男と恋に落ち、かつてない世界へと開かれてゆく(「ヴォイセズ」)。/原発事故前に書かれた予言的衝撃作「太陽の涙」、欠落の意味を問う「ヴァニーユ」、著者の代表作を一冊に。

赤坂真理

赤坂 真理(あかさか まり、1964年5月13日 - )は、日本の小説家。 == 来歴 == 東京都杉並区高円寺出身。吉祥女子高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。ボンデージファッションと思想の雑誌「SALE2(セール・セカンド)」の編集長をつとめる。 1995年、「起爆者」で小説家デビュー。1999年、『ヴァイブレータ』が第120回芥川賞(1998年下半期)の候補となる。2000年、『ミューズ』が第122回芥川賞(1999年下半期)の候補となる。『ミューズ』、第22回野間文芸新人賞受賞。