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いい子は家で

青木淳悟

定年退職間近の父、会社をやめて実家に戻ってきた兄、家族の眼を気にしながら女友だちのもとに通う弟、そして母。一家の日常には不可思議な出来事が見え隠れするが(『いい子は家で』)。家族、家事、間取り、はては玄関の鍵の仕組みまで、徹底的に「家」を描く(『ふるさと以外のことは知らない』)。三島賞作家による驚異の「新・家族小説」。一篇を増補し、待望の文庫化。

青木淳悟

青木 淳悟(あおき じゅんご、1979年5月9日 - )は、日本の小説家。埼玉県狭山市出身。早稲田大学第二文学部表現・芸術系専修卒業。 == 経歴 == 早稲田大学在学中の2003年、「四十日と四十夜のメルヘン」で第35回新潮新人賞を受賞しデビュー。2005年、「クレーターのほとりで」が第18回三島由紀夫賞候補。同年に上記2作を収めた作品集『四十日と四十夜のメルヘン』で第27回野間文芸新人賞受賞。2009年、『このあいだ東京でね』で第22回三島由紀夫賞候補。2012年、『わたしのいない高校』で第25回三島由紀夫賞受賞。
誕生(1979-05-09) 1979年5月9日(41歳) 日本埼玉県狭山市
職業作家
最終学歴早稲田大学第二文学部卒業
活動期間2003年 -
ジャンル小説
代表作『私のいない高校』(2011年)
主な受賞歴新潮新人賞(2003年)野間文芸新人賞(2005年)三島由紀夫賞(201
デビュー作「四十日と四十夜のメルヘン」(2003年)