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木山さん、捷平さん

岩阪 恵子

自らの生にさえ消極的で後込みばかりしていた著者を、人間への強い興味へと導いてくれた木山捷平の詩ー。やがて詩への愛着は小説、随筆、日記へと進み、いつしか木山の人生そのものに随伴していく。不遇の日々を過ごしながらも飄然としたユーモアを湛え、懐かしさと温もりを与える稀有の私小説作家を、愛情を込めて謳いあげた、傑作長篇評伝。

岩阪 恵子

岩阪 恵子(いわさか けいこ、1946年6月17日 - )は、日本の小説家。奈良県生まれ。関西学院大学文学部史学科卒業。 夫は詩人・作家の清岡卓行(きよおか たかゆき)。また前妻の息子の清岡智比古も、フランス語研究者(明治大学理工学部教授)であり、意欲的に創作活動も行っている。 == 略歴 == 1歳から23歳までを大阪市旭区で送る。19歳から詩作を始める。24歳で、師事していた24歳年上の清岡卓行と結婚し、東京に転居。
誕生(1946-06-17) 1946年6月17日(74歳) 奈良県
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士(文学)
最終学歴関西学院大学文学部史学科卒業
ジャンル小説
主な受賞歴川端康成文学賞(2000年)