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グランド・ミステリー

奥泉 光

昭和16年12月8日、真珠湾攻撃の直後、空母「蒼龍」上に着艦したパイロットの榊原大尉が不可解な服毒死を遂げた。榊原の友人、加多瀬大尉は未亡人となった志津子の依頼を受け、彼の死の真相を探り始める。しかし錯綜する謎の糸は更なる迷宮へと加多瀬を導いてゆくのだったーカオスとロマンス、あふれる奇想と謎。ミステリの歴史にその名を刻む傑作が新装版で登場!

奥泉 光

奥泉 光(おくいずみ ひかる、1956年2月6日 -)は、日本の小説家。近畿大学文芸学部教授。 == 来歴 == 山形県東田川郡三川町出身。埼玉県立川越高等学校、国際基督教大学 (ICU) 教養学部人文科学科卒。同大学院修士課程修了(博士課程中退)。当初は研究者を目指しており、研究者時代の共訳書に『古代ユダヤ社会史』(G・キッペンベルク著、教文館)がある。師は並木浩一、大塚久雄。 1986年にすばる文学賞に応募した「地の鳥天の魚群」が最終候補になり、後に「すばる」に掲載され小説家としてデビュー。
誕生奥泉 康弘(おくいずみ やすひろ) (1956-02-06) 1956年
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育修士
最終学歴国際基督教大学大学院
活動期間1986年 -
ジャンル小説
代表作『石の来歴』(1993年)『「吾輩は猫である」殺人事件』(1996年)『
主な受賞歴野間文芸新人賞(1993年)芥川龍之介賞(1994年)野間文芸賞(200
デビュー作『地の鳥天の魚群』(1986年)