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ありきたりの狂気の物語

チャールズ・ブコウスキー/青野 聰

なぜか酔いどれの私が付添人を務めることになった結婚式のめちゃくちゃな顛末(「禅式結婚式」)。残業だらけの工場を辞め、編集者として再出発した男がやらかした失敗の数々(「馬鹿なキリストども」)。何もかもに見放された空っぽでサイテーな毎日。その一瞬の狂った輝きを切り取った34の物語。伝説的カルト作家による愛と狂気と哀しみに満ちた異色短篇集。

チャールズ・ブコウスキー/青野 聰

青野 聰(あおの そう、1943年7月27日 - )は、日本の小説家、元多摩美術大学教授。 == 来歴 == 東京都出身。文藝評論家青野季吉と松井松栄の三男として生まれる。季吉は妻みづほがいた。2歳で母を喪い、継母に育てられる。1960年青野家に入籍。1966年、早稲田大学第一文学部中退。ヨーロッパや北アフリカ諸国を放浪した後、1971年、「早稲田文学」誌上にてデビュー。
誕生(1943-07-27) 1943年7月27日(77歳)東京都
職業小説家
国籍日本
最終学歴早稲田大学第一文学部中退
活動期間1971年 -
代表作『愚者の夜』(1979年)『人間のいとなみ』(1987年)『母よ』(19
主な受賞歴芥川龍之介賞(1979年)野間文芸新人賞(1984年)芸術選奨(1988
親族青野季吉(父)