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銀齢の果て

筒井 康隆

増大した老齢人口調節のため、ついに政府は70歳以上の国民に殺し合いさせる「老人相互処刑制度」を開始した!和菓子司の隠居、宇谷九一郎の住む宮脇町には、もと自衛官、プロレスラー、好色な神父など「強敵」が犇めいている。刃物と弾丸が飛び交い、命乞いと殺し合いの饗宴が続く。長生きは悪なのか?恐怖と哄笑のうちに現代の「禁断の問い」を投げかける、老人文学の金字塔。

筒井 康隆

筒井 康隆(つつい やすたか、1934年9月24日 -)は、日本の小説家・劇作家・俳優である。ホリプロ所属。身長166cm。小松左京、星新一と並んで「SF御三家」とも称される。パロディやスラップスティックな笑いを得意とし、初期にはナンセンスなSF作品を多数発表。1970年代よりメタフィクションの手法を用いた前衛的な作品が増え、エンターテインメントや純文学といった境界を越える実験作を多数発表している。 戦国時代の武将筒井順慶と同姓であり、その子孫であるとの設定で小説「筒井順慶」を書いている。先祖は筒井順慶家の足軽だったらしい、と筒井は述べている。
誕生(1934-09-24) 1934年9月24日(86歳) 日本 大阪府大
職業小説家、劇作家、俳優
言語日本語
国籍日本
最終学歴同志社大学文学部美学芸術学科
活動期間1960年 -
ジャンルSF、スラップスティック・コメディ
代表作『時をかける少女』(1967年)『日本以外全部沈没』(1973年)『虚人
主な受賞歴星雲賞(日本長編部門)(1970年・1975年・1976年)星雲賞(日本
デビュー作『お助け』(1960年)
配偶者筒井光子(1965年結婚)
子供筒井伸輔
親族筒井嘉隆(父)
公式サイト筒井康隆 - 公式サイト