首塚の上のアドバルーン
後藤 明生/芳川 泰久
マンションの十四階から語り手は、開発によって次第に変化する遠景の中にこんもりとした丘を見つけ、それが地名の由来となった馬加氏の首塚と知る。以来テーマはひたすら首塚の探索となり、新田義貞の首塚から、さらに『太平記』『平家物語』のすさまじい首級合戦へとアミダクジ式につながり、時空を越えて展開する。第四十回芸術選奨文部大臣賞受賞作。
誕生 | 1932年4月4日 日本・朝鮮咸鏡南道永興郡(現: 北朝鮮・咸鏡南道金野 |
死没 | (1999-08-02) 1999年8月2日(67歳没) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 文学士 |
最終学歴 | 早稲田大学露文科卒業 |
活動期間 | 1955年 - 1999年 |
ジャンル | 小説 |
文学活動 | 内向の世代 |
代表作 | 『挾み撃ち』 (1973年)『夢かたり』(1976年)『吉野大夫』(19 |
主な受賞歴 | 平林たい子文学賞(1977年)谷崎潤一郎賞(1981年)芸術選奨文部大臣 |
デビュー作 | 『赤と黒の記録』(1955年) |