山を走る女
津島 佑子/星野 智幸
二一歳の多喜子は誰にも祝福されない子を産み、全身全霊で慈しむ。罵声を浴びせる両親に背を向け、子を保育園に預けて働きながら一人で育てる決心をする。そしてある男への心身ともに燃え上がる片恋ー。保育園の育児日誌を随所に挿入する日常に即したリアリズムと、山を疾走する太古の女を幻視する奔放な詩的イメージが谺し合う中に、野性的で自由な女性像が呈示される著者の初期野心作。
誕生 | (1965-07-13) 1965年7月13日(55歳) カリフォルニア |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 文学士(早稲田大学・1988年) |
最終学歴 | 早稲田大学第一文学部文芸科 |
活動期間 | 1997年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『目覚めよと人魚は歌う』(2000年)『俺俺』(2010年)『夜は終わら |
主な受賞歴 | 文藝賞(1997年)三島由紀夫賞(2000年)野間文芸新人賞(2003年 |
デビュー作 | 『最後の吐息』(1997年) |
公式サイト | 星野智幸アーカイヴス |