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エ・アロール それがどうしたの

渡辺 淳一/角川書店装丁室

東京・銀座の瀟洒な施設「ヴィラ・エ・アロール」。「エ・アロール」とは、フランス語で「それがどうしたの」という意味。そこの経営者である来栖の「仕事や世間から解放された人々に、楽しく気ままに暮らしてもらおう」という方針から、施設には自由な雰囲気が溢れ、三角関係などの恋愛問題が絶えず起きるが…。「老い」の既成概念を打ち壊し、新たな生き方を示唆する衝撃作。

渡辺 淳一/角川書店装丁室

渡辺 淳一(わたなべ じゅんいち、1933年(昭和8年)10月24日 - 2014年(平成26年)4月30日)は、日本の作家。北海道空知郡上砂川町朝陽台出身。1958年札幌医科大学医学部卒業。同講師。医学博士。初め医療現場を舞台とした社会派小説や伝記小説、恋愛小説を数多く手がけて人気を博した。その後、『化粧』『ひとひらの雪』『化身』『うたかた』『失楽園』(1997年度新語・流行語大賞)『愛の流刑地』など濃密な性描写の恋愛小説で、特に1980年代から90年代にかけて一大ブームを巻き起こした。エッセイも多く、『鈍感力』も流行語になった。
誕生(1933-10-24) 1933年10月24日 日本 北海道空知郡砂川
死没(2014-04-30) 2014年4月30日(80歳没) 日本 東京都
職業作家整形外科医
国籍日本
活動期間1965年 - 2014年
ジャンル小説
代表作『光と影』(1970年)『花埋み』(1970年)『遠き落日』(1979年
主な受賞歴新潮同人雑誌賞 (1965年)直木三十五賞(1970年)吉川英治文学賞(
デビュー作「死化粧」(1965年)