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タクシー

森村 誠一

タクシードライバーの蛭間正は、深夜、一人の女を乗せる。だが、彼女は「佐賀県に連れて行って」という言葉を遺し、車内で死亡。女は何者かに胸を刺されていた…。女性の名前は香月雅代。しかも、雅代の遺族の懇願で、蛭間は死体を乗客として、タクシーを走らせることにー。東京から佐賀までの道程で発生する凄まじい豪雨、突然の落石、そして、正体不明の追跡者。タクシードライバーが未曾有の困難に挑む戦慄のサスペンス。

森村 誠一

森村 誠一(もりむら せいいち、1933年1月2日 -)は、日本の小説家・作家。推理小説、時代小説、ノンフィクションなどを手がける。ホテルを舞台にしたミステリを多く発表している。 == 経歴・人物 == 埼玉県熊谷市出身。12歳にして、日本で最後の空襲となった熊谷空襲を体験。のちの「反戦平和」の原体験となる。埼玉県立熊谷商業高等学校卒業後、伯父の紹介で都内の自動車部品会社に勤めるが、商品を輸送中に神田駿河台の坂を車が登れず困っていたところを明治大学生に助けられ、大学生になるのもよいと考え、青山学院大学文学部英米文学科に進学。在学中はハイキング部に所属し、山歩きに熱中した。
誕生(1933-01-02) 1933年1月2日(87歳) 日本 埼玉県熊谷
職業推理作家、時代小説作家、ノンフィクション作家
国籍日本
活動期間1969年 - (推理作家として)
代表作『人間の証明』『悪魔の飽食』
主な受賞歴江戸川乱歩賞(1969年)日本推理作家協会賞(1973年)吉川英治文学賞
デビュー作『大都会』
公式サイトhttp://www.morimuraseiichi.com/