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御身

源氏 鶏太

“誰かが私を三十万円で買ってくれないだろうか”OL矢沢章子は弟が作った不慮の借金を自分の身体を売った金で返済することを決意。結婚を考えた恋人に心の中で別れを告げ、知人の紹介で長谷川という会社社長と愛人契約を結ぶ。金銭による義務的な取引と割り切っていたはずが、関係を深めるうちに感情が変化していく。そして契約期間6カ月の終わりが近づき…。
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源氏 鶏太

源氏 鶏太(げんじ けいた、1912年(明治45年)4月19日 - 1985年(昭和60年)9月12日 )は、日本の小説家。富山市出身。旧制富山商業学校(現・富山県立富山商業高等学校)卒。本名、田中富雄。 住友合資会社勤務の傍ら小説を書き始め、『英語屋さん』ほか2編で直木賞受賞。『三等重役』『停年退職』『天上大風』など、長いサラリーマン生活からの体験に基づいたユーモア小説で人気を博した。戦後の昭和を代表するベストセラー作家の一人である。映画化された作品も多い。
誕生1912年4月19日富山県富山市
死没(1985-09-12) 1985年9月12日(73歳没) 日本 東京都
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴富山商業学校
代表作『英語屋さん』(1951年)『三等重役』(1951-52年)『天上大風』
主な受賞歴直木三十五賞(1951年)吉川英治文学賞(1971年)紫綬褒章(1976
デビュー作「村の代表選手」(花田春樹名義)(1934年)