通天閣
西加奈子
『さくら』で彗星のように華やかなデビューを飾った西加奈子の第4作にあたる長編小説。冬の大阪ミナミの町を舞台にして、若々しく勢いのある文体で、人情の機微がていねいに描かれていく。天性の物語作者ならではの語り口に、最初から最後までグイグイと引き込まれるように読み進み、クライマックスでは深い感動が訪れる。このしょーもない世の中に、救いようのない人生に、ささやかだけど暖かい灯をともす絶望と再生の物語。この作品で第24回織田作之助賞を受賞している。
誕生 | (1977-05-07) 1977年5月7日(43歳) テヘラン生まれ |
職業 | 小説家・エッセイスト |
言語 | 日本語 |
教育 | 学士(法学) |
最終学歴 | 関西大学法学部 |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『きいろいゾウ』(2006年)『サラバ!』(2014年) |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(2015年) |
デビュー作 | 『あおい』(2004年) |
配偶者 | あり |
公式サイト | 西加奈子 - Official Website - |