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ぼくらの街にキリンがやってくる

志茂田景樹

「釧路市動物園にはゾウもキリンもいないのよ」「二大看板スターがいないってことでしょう。子どもたちが行っても夢を描けないわね」「ねえ、それだったら、寄付しちゃわない」「ところで、ゾウとか、キリンは、一体いくらで買えるのかしら?」「さあ、ふつうのペットより高いでしょう」「それじゃ、善は急げというから、あしたにでも動物園へ行って、寄付の申し出をしましょう」「園長を知っているので、わたしが連絡をつけておきます」…さてさて、これからいったい、どうなるのでしょう。

志茂田景樹

志茂田 景樹(しもだ かげき) (1940年〈昭和15年〉3月25日 - )は、日本の作家(小説家・絵本作家)、タレント。株式会社志茂田景樹事務所代表取締役。日本文芸家クラブ会長。よい子に読み聞かせ隊隊長。芸能プロダクション「ビッグ・ブッキング・エンターテインメント」所属。本名、下田 忠男(しもだ ただお)。 ペンネームの由来は、「茂る田んぼを志す」という気持ちから変名し、また「景樹」は昔父親の書斎で良く目にしていた本に江戸時代の国文学者、香川景樹の本があり、その賑やかな名前が気に入って拝借したという。また、一時期は境 忠雄(さかい ただお)のペンネームを使用していた時期もあった。
誕生下田 忠男 (1940-03-25) 1940年3月25日(80歳) 日
職業小説家、絵本作家、タレント
最終学歴中央大学法学部
活動期間1976年 -
ジャンル架空戦記、推理小説、歴史小説、伝奇小説など
代表作『黄色い牙』(1980年)『戦国の長嶋巨人軍』(1995年)
主な受賞歴小説現代新人賞(1976年)直木三十五賞(1980年)文芸大賞(1984
デビュー作『やっとこ探偵』(1976年)
子供下田大気
公式サイト志茂田景樹ワールド