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サウスバウンド(上)

奥田英朗

小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わってるという。父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、よその家はそうではないことを知った。父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが…。-2006年本屋大賞第2位にランキングした大傑作長編小説。

奥田英朗

奥田 英朗(おくだ ひでお、1959年10月23日 -)は、日本の小説家。主な作品に『最悪』、『邪魔』、『イン・ザ・プール』、『空中ブランコ』、『オリンピックの身代金』など。 == 経歴 == 岐阜県岐阜市出身。岐阜県立岐山高等学校卒業。プランナー、コピーライター、構成作家を経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。新人賞経由ではなく、出版社への持ち込みでのデビューだった。1999年、『最悪』が「このミステリーがすごい!」2000年版で第7位に、2001年、『邪魔』が「このミステリーがすごい!」2002年版で第2位にランクインする。2004年に代表作である精神科医・伊良部シリーズの第2作目『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞した。
誕生(1959-10-23) 1959年10月23日(61歳)岐阜県岐阜市[
職業小説家
国籍日本
活動期間1997年 -
代表作『邪魔』(2001年)『空中ブランコ』(2004年)『オリンピックの身代
主な受賞歴大藪春彦賞(2002年)直木三十五賞(2004年)柴田錬三郎賞(2007
デビュー作『ウランバーナの森』(1997年)