野わけ
渡辺淳一
京都の輸血センターで検査技師として働く有沢迪子は、上司の検査部長・阿久津恭造を愛してしまう。彼の義弟との見合いを買って出たりするうち、妻への嫉妬、阿久津への独占欲は募るばかり。泥沼を抜け出そうと、一旦は別れることを願掛けて無言詣をするが、愛は断てなかった。やがて二人の関係は彼の義弟にも知られてしまい、思いもよらぬ波瀾を呼ぶ。初めて京都を舞台に描いた記念碑的な長編。
誕生 | (1933-10-24) 1933年10月24日 日本 北海道空知郡砂川 |
死没 | (2014-04-30) 2014年4月30日(80歳没) 日本 東京都 |
職業 | 作家整形外科医 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1965年 - 2014年 |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『光と影』(1970年)『花埋み』(1970年)『遠き落日』(1979年 |
主な受賞歴 | 新潮同人雑誌賞 (1965年)直木三十五賞(1970年)吉川英治文学賞( |
デビュー作 | 「死化粧」(1965年) |