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たべもの芳名録
神吉 拓郎
食べ物の味は、思い出と、ささやかな薀蓄、そしてちょっとのこだわりで奥が深くなる。ビフテキの表情をうかがい、鮓が届く前の予感を楽しみ、「カツソバは冷やしにかぎる」と忠告する。「鯛」「うなぎ」「天ぷら」「ふぐ」「カレー」「じゃがいも」などなど、洒脱な文章で雅俗とりまぜた食材の真髄と広がりを官能的に描き出す、食べ物エッセイの古典的傑作。
神吉 拓郎
神吉 拓郎(かんき たくろう、1928年(昭和3年)9月11日 - 1994年(平成6年)6月28日)は、日本の放送作家、小説家、俳人、随筆家。日本文芸家協会、日本放送作家協会、各会員。 東京府(現:東京都)麻布出身。父は英文学者の神吉三郎。麻布中学、成城高等学校文科卒業。 1949年NHKに入り、トリローグループの一人として「日曜娯楽版」などの放送台本を執筆。傍ら、雑誌のコラム、雑文、短篇小説などを手がける。1968年放送の世界から引退、以後小説、エッセイに転じ、都会生活の哀愁を見事に描いた作品「私生活」によって、1984年第90回直木賞受賞。
洋食セーヌ軒
17の忘れえぬ料理、追憶の日々-直木賞作家の洗練された筆致が...
私生活
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