湖
フィッツジェラルド/木々 高太郎
「あたし、どうかしちゃったみたい。ゆうべはべつの男のひとに夢中だったのに、今夜はあなたに夢中みたいなんだものー」。奔放な美しい娘と恋に落ちた男の去り行く日々の陰影(フイッツジェラルド『冬の夢』)。湖の死亡事故にかかわった弁護士が報告する忘れえぬ人物の話(木々高太郎『新月』)。いつか美しいホテルを建てることを夢見る安宿の主人とアルバイト学生のユーモラスな日々(小沼丹『白孔雀のいるホテル』)。湖を舞台に夢が舞う、ほろ苦い三篇。
誕生 | 林 髞1897年5月6日山梨県西山梨郡山城村(現・甲府市) |
死没 | (1969-10-31) 1969年10月31日(72歳没)東京都中央区 |
職業 | 小説家、詩人、大脳生理学者 |
国籍 | 日本 |
教育 | 博士(医学) |
最終学歴 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
ジャンル | 推理小説、探偵小説、詩、評論 |
代表作 | 『網膜脈視症』『人生の阿呆』『文学少女』『折蘆』『永遠の女囚』『わが女学 |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1937年)探偵作家クラブ賞短編部門(1948年) |
子供 | 林峻一郎(長男) |