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日本名城紀行 5

今 官一/黒岩 重吾

1977〜78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された名城エッセイの復刊。第5巻は今官一、黒岩重吾、井出孫六、藤本義一、南條範夫、田中澄江、豊田有恒、富士正晴の8名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。全国の名城を北から南へと辿る城紀行は、当地を訪ねる旅気分を味わえる一冊にもなっている。城マニアにも大好評の第5弾。

今 官一/黒岩 重吾

今 官一(こん かんいち、1909年(明治42年)12月8日 - 1983年(昭和58年)3月1日)は、日本の小説家。 青森県弘前市西茂森町に藤田三次郎(藤田匡の一族)の孫、今宮吾の三男として生まれる。東奥義塾の学生時代1926年(昭和2年)に中田重治より洗礼を受ける。 早稲田大学露文科中退。同郷出身の太宰治と親しく、桜桃忌の名は今によって名付けられた。1956年(昭和31年)、『壁の花』で第三十五回直木賞を受賞。