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ことば遊びの楽しみ

阿刀田高

「竹やぶ焼けた」「貴社の記者、汽車で帰社した」「世の中は澄むと濁るの違いにて、刷毛に毛があり禿に毛がなし」。日本語ほど盛んにことば遊びが楽しまれてきた言語はあるまい。幼い頃からその多彩な遊びを愛してきた作家が、古今の傑作や自らの創作をまじえて、駄じゃれ、いろは歌、回文、アナグラムなどの豊かな世界へと案内する。
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阿刀田高

阿刀田 高(あとうだ たかし、1935年1月13日 -)は日本の作家、小説家。「奇妙な味」の短編で知られる。2007年から2011年まで日本ペンクラブ会長を務めた。 == 経歴 == 東京生まれ。両親は共に宮城県仙台市の出身だった。父方の伯父の阿刀田令造は西洋史学者で第二高等学校第9代校長を務め、名校長と謳われた。令造の父の阿刀田義潮(よしとも)は宮城県名取郡下増田村(後の名取町・現:名取市)の初代村長だった。 本籍は東京・西荻窪で、戦時中は宮城県の名取に疎開し、増田小学校に通学する。
誕生阿刀田 高(あとうだ たかし) (1935-01-13) 1935年1月
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴早稲田大学第一文学部フランス文学科
ジャンル推理小説奇妙な味ショートショート
代表作『冷蔵庫より愛をこめて』(1978年)『ナポレオン狂』(1979年)『新
主な受賞歴日本推理作家協会賞(1979年)直木三十五賞(1979年)吉川英治文学賞
デビュー作『ころし文句』(長崎寛との共著)
親族阿刀田令造(伯父)