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時代小説 ザ・ベスト2020

(公社)日本文藝家協会/川越 宗一

2019年度発行の文芸誌に掲載された作品群から11の短編を精選収録。北海道開拓に向かう旧尾張藩の男女を描く奥山景布子「太郎庵より」、大河ドラマの原作になった『西郷どん!』のスピンオフ的な作品である林真理子「仮装舞踏会」など、歴史時代小説の名手たちが紡ぐ多種多様な物語は、至福のひとときを与えてくれる。浮世を忘れ、読書の愉しみに浸れる絢爛たる年度版アンソロジー。オリジナル文庫。

(公社)日本文藝家協会/川越 宗一

川越 宗一(かわごえ そういち、1978年9月13日 - )は、日本の小説家。 == 経歴・人物 == 鹿児島県生まれ、大阪府出身。桃山学院高校を経て、龍谷大学文学部史学科中退。バンド活動を経て株式会社ニッセンにて会社員として勤めるかたわら、若桜木虔の小説添削講座を受講。 2018年に『天地に燦たり』で第25回松本清張賞を受賞して作家デビュー。2019年、樺太アイヌを描いた『熱源』で第9回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。2020年には同作品で第22回大藪春彦賞候補、第162回直木三十五賞(直木賞)受賞。 == 作品リスト == === 単行本 === 『天地に燦たり』(文藝春秋、2018年7月 / 文春文庫、2020年6月) 『熱源』(文藝春秋、2019年8月) === 雑誌掲載作品 === 小説「天地に燦(さん)たり」(抄) - 『オール讀物』2018年6月号 「海神の子」 - 『オール讀物』2018年12月号 後に『時代小説ザ・ベスト 2019』(日本文藝家協会編、集英社、2019年6月)に収録された。