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指の骨

高橋 弘希

太平洋戦争中、南方戦線で負傷した一等兵の私は、激戦の島に建つ臨時第三野戦病院に収容された。最前線に開いた空白のような日々。私は、現地民から不足する食料の調達を試み、病死した戦友眞田の指の骨を形見に預かる。そのうち攻勢に転じた敵軍は軍事拠点を次々奪還し、私も病院からの退避を余儀なくされる。「野火」から六十余年、忘れられた戦場の狂気と哀しみを再び呼びさます衝撃作。

高橋 弘希

高橋 弘希(たかはし ひろき、1979年12月8日 )は、日本の小説家、青森県十和田市生まれ。 == 人物・経歴 == 大学卒業後、予備校講師として勤務しながらロックバンドにて、作詞、作曲、ボーカル、ピアノなどを担当。 == 受賞・候補歴 == 「指の骨」で、第46回新潮新人賞受賞。 「指の骨」で、第152回芥川龍之介賞候補。 『指の骨』で、第28回三島由紀夫賞候補。 「朝顔の日」で、第153回芥川龍之介賞候補。 「短冊流し」で、第155回芥川龍之介賞候補。 『スイミングスクール』で、第30回三島由紀夫賞候補。
誕生(1979-12-08) 1979年12月8日(40歳) 日本 青森県十
職業小説家
言語日本語
最終学歴文教大学文学部中国語中国文学科
活動期間2014年 -
ジャンル小説・純文学
代表作『指の骨』(2015年)『送り火』(2018年)
主な受賞歴新潮新人賞(2014年)野間文芸新人賞(2017年)芥川龍之介賞(201
デビュー作『指の骨』(2014年)