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聖女伝説

多和田葉子

「でもわたしは美しい死体にはなりたくない」-“美しき死”へ少女たちを塗りこめ、観賞用の素材に変えようとするこの世界のあまたの罠から逃れるために、窓の外へと飛びだした“わたし”の行く末はいかにー。ことばの力で生きのびていく少女たちのためのもうひとつの“聖書”。著者の代表作にして性と生と聖をめぐる少女小説の傑作が、あらたに書き下ろされた外伝「声のおとずれ」を伴って、いま蘇る!
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多和田葉子

多和田 葉子(たわだ ようこ Yoko Tawada、1960年3月23日 - )は、日本の小説家、詩人。 == 略歴 == 東京都中野区生まれ。父は洋書専門店「エルベ書店」を経営する多和田栄治。国立市で育つ。東京都立立川高等学校、早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。西ドイツ・ハンブルクの書籍取次会社に入社し、ハンブルク大学大学院の修士課程を修了。1982年から2006年までハンブルク、2006年よりベルリン在住。1987年、ドイツにて2か国語の詩集を出版してデビュー。
誕生(1960-03-23) 1960年3月23日(60歳) 日本東京都中野
職業小説家詩人
言語日本語・ドイツ語
国籍日本
教育博士(文学)
最終学歴チューリヒ大学大学院博士課程修了
活動期間1991年 -
ジャンル小説詩
代表作『犬婿入り』(1993年)『容疑者の夜行列車』(2002年)『雪の練習生
主な受賞歴群像新人文学賞(1991年)芥川龍之介賞(1993年)シャミッソー賞(1
デビュー作『かかとを失くして』(1991年)