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SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと

チャールズ・ユウ/円城塔

「僕」はタイムマシンの修理とサポートを担当する技術者で、個人用タイムマシンに乗って時間のはざまを漂っている。電話ボックス大の空間で暮らす僕にとって、UIのタミーと非実在犬のエドはかけがえのない存在だ。家族は父と母の三人だけど、母は同じ時間を繰り返すループ・サービスに入ったきりだし、ガレージでタイムマシン開発をしていた父は失踪中で、時空のどこにいるのか不明だ。あるとき、修理工場でタイムマシンから僕が降りてくるのを目撃した僕は、とっさに「もうひとりの自分」を撃ってしまった!?最悪のパラドックスに陥った僕は…。アメリカ小説界注目の俊英の家族小説を、円城塔の翻訳で贈る。

チャールズ・ユウ/円城塔

円城 塔(えんじょう とう、1972年9月15日 - )は、日本の小説家。男性。本名非公開。ペンネームは、複雑系の研究者である金子邦彦の書いた短篇小説「進物史観」に登場する物語生成プログラムの一つ「円城塔李久」に由来する。公式のローマ字表記はEnJoeToh。 == 来歴・人物 == 北海道札幌市出身。札幌市立啓明中学校、北海道札幌南高等学校を経て、東北大学理学部物理第二学科に入学。大学生時代はSF研究会(現・東北大学SF・推理小説研究会)に所属。
誕生(1972-09-15) 1972年9月15日(48歳)北海道札幌市
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育博士(学術)
最終学歴東京大学大学院総合文化研究科
活動期間2007年 -
ジャンルSF、前衛文学、ユーモア小説
代表作『Self-Reference ENGINE』(2007年)『これはペン
主な受賞歴文學界新人賞(2007年)野間文芸新人賞(2010年)早稲田大学坪内逍遙
デビュー作「オブ・ザ・ベースボール」(2007年)『Self-Reference
配偶者田辺青蛙
公式サイトself-reference.engine.sub.jp