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アトミック・ボックス

池澤 夏樹

人生でひとつ間違いをしたという言葉を遺し、父は死んだ。直後、美汐の前に現れた郵便局員は、警視庁を名乗った。30年にわたる監視。父はかつて、国産原子爆弾製造に携わったのだ。国益を損なう機密資料を託された美汐は、父親殺人の容疑で指名手配されてしまう。張り巡らされた国家権力の監視網、命懸けの逃亡劇。隠蔽されたプロジェクトの核心には、核爆弾を巡る国家間の思惑があった。社会派サスペンスの傑作!

池澤 夏樹

池澤 夏樹(いけざわ なつき、1945年7月7日 - )は、日本の小説家、詩人。翻訳、書評も手がける。日本芸術院会員。 文明や日本についての考察を基調にした小説や随筆を発表している。翻訳は、ギリシア現代詩からアメリカ現代小説など幅広く手がけている。 各地へ旅をしたことが大学時代に専攻した物理学と併せて、池澤の作品の特徴となる。また、詩が小説に先行していることも、その文章に大きな影響を与えている。 声優の池澤春菜は娘。
誕生福永 夏樹(ふくなが なつき) (1945-07-07) 1945年7月
職業小説家・詩人
言語日本語
国籍日本
最終学歴埼玉大学理工学部中退
活動期間1984年 - (作家として)
ジャンル小説・詩・随筆
代表作『スティル・ライフ』(1987年)『マシアス・ギリの失脚』(1993年)
主な受賞歴中央公論新人賞(1987年)芥川龍之介賞(1988年)小学館文学賞(19
デビュー作『夏の朝の成層圏』(1984年)
子供4人池澤春菜
親族福永武彦(父)原條あき子(母)
公式サイト公式ウェブサイト