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貧の達人

東峰夫

六畳一間のアパートで極貧を貫く芥川賞作家・東峰夫。日雇い労働者や浮浪者の日々を淡々と語り、黙示録の預言や精神世界について真摯に切り込む。作家生活33年目にして初の、全編書き下ろしエッセイ。

東峰夫

東 峰夫(ひがし みねお、1938年5月15日 - )は、日本の小説家。本名、東恩納常夫。 == 略歴 == フィリピンのミンダナオ島に生まれ、1945年、敗戦に伴って日本へ帰国。大分県大野郡大野町(現在の豊後大野市)に住む。1946年6月に父祖の地である沖縄へ移住。1952年3月からコザ市(現在の沖縄市)に住む。1956年に沖縄県立コザ高等学校を2年で中退。その理由について東は「トルストイを読みすぎた」「トルストイに較べて、学校の授業はつまらなかった」と述べている。