氷壁
井上 靖
奥穂高の難所に挑んだ小坂乙彦は、切れる筈のないザイルが切れて墜死する。小坂と同行し、遭難の真因をつきとめようとする魚津恭太は、自殺説も含め数々の臆測と戦いながら、小坂の恋人であった美貌の人妻八代美那子への思慕を胸に、死の単独行を開始する…。完璧な構成のもとに雄大な自然と都会の雑踏を照応させつつ、恋愛と男同士の友情をドラマチックに展開させた長編小説。
誕生 | 1907年5月6日 北海道旭川町(現:旭川市) |
死没 | (1991-01-29) 1991年1月29日(83歳没) 東京都中央区 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 京都帝国大学文学部哲学科(美学) |
活動期間 | 1936年 - 1991年 |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『氷壁』(1957年)『天平の甍』(1957年)『敦煌』(1959年)『 |
主な受賞歴 | 千葉亀雄賞(1936年)芥川龍之介賞(1950年)芸術選奨(1958年) |