さようなら、オレンジ
岩城けい
オーストラリアに流れてきたアフリカ難民サリマは、精肉作業場で働きつつ二人の息子を育てている。母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練校で英語を学びはじめる。そこには、自分の夢をあきらめ夫について渡豪した日本人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。人間としての尊厳と“言葉”を取り戻し異郷で逞しく生きる主人公の姿を描いて、大きな感動をよんだ話題作。第8回大江健三郎賞、第29回太宰治賞受賞。
誕生 | 1971年 日本・大阪市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士 |
活動期間 | 2013年 - |
ジャンル | 小説 |
主な受賞歴 | 太宰治賞(2013年)大江健三郎賞(2014年)坪田譲治文学賞(2016 |
デビュー作 | 『さようなら、オレンジ』 |