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サラバ!

西加奈子

僕はこの世界に左足から登場した―。圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。

西加奈子

西 加奈子(にし かなこ、1977年5月7日 - )は、日本の小説家。イラン ・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪府和泉市光明台育ち。和泉市立光明台中学校、大阪府立泉陽高等学校、関西大学法学部卒業。既婚。 『ぴあ』のライターを経て、出版社への持ち込み原稿であった『あおい』で2004年にデビューする。 2005年『さくら』が20万部を超えるベストセラーとなる。2012年5月、『きいろいゾウ』が、宮崎あおいと向井理出演で映画化され、2013年に公開された。
誕生(1977-05-07) 1977年5月7日(43歳) テヘラン生まれ
職業小説家・エッセイスト
言語日本語
教育学士(法学)
最終学歴関西大学法学部
ジャンル小説
代表作『きいろいゾウ』(2006年)『サラバ!』(2014年)
主な受賞歴直木三十五賞(2015年)
デビュー作『あおい』(2004年)
配偶者あり
公式サイト西加奈子 - Official Website -