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「遠き落日」「長崎ロシア遊女館」

渡辺淳一

第14回吉川英治文学賞受賞作品! 人間・野口英世を余すことなく描き切った傑作長編伝記。 日本では、将来が見込めず、単身渡米した野口英世。実力主義の米国が肌に合い、その頭角を現していく。 そして栄光を極めるも、研究にゆきづまり、黄熱病研究のためにアフリカに赴く感動の長編伝記。 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。

渡辺淳一

渡辺 淳一(わたなべ じゅんいち、1933年(昭和8年)10月24日 - 2014年(平成26年)4月30日)は、日本の作家。北海道空知郡上砂川町朝陽台出身。1958年札幌医科大学医学部卒業。同講師。医学博士。初め医療現場を舞台とした社会派小説や伝記小説、恋愛小説を数多く手がけて人気を博した。その後、『化粧』『ひとひらの雪』『化身』『うたかた』『失楽園』(1997年度新語・流行語大賞)『愛の流刑地』など濃密な性描写の恋愛小説で、特に1980年代から90年代にかけて一大ブームを巻き起こした。エッセイも多く、『鈍感力』も流行語になった。
誕生(1933-10-24) 1933年10月24日 日本 北海道空知郡砂川
死没(2014-04-30) 2014年4月30日(80歳没) 日本 東京都
職業作家整形外科医
国籍日本
活動期間1965年 - 2014年
ジャンル小説
代表作『光と影』(1970年)『花埋み』(1970年)『遠き落日』(1979年
主な受賞歴新潮同人雑誌賞 (1965年)直木三十五賞(1970年)吉川英治文学賞(
デビュー作「死化粧」(1965年)