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長崎ぶらぶら節

なかにし礼

長崎・丸山遊里の芸者愛八が初めて本当の恋をしたのは、長崎学の確立を目指す研究者・古賀十二郎だった。「な、おいと一緒に、長崎の古か歌ば探して歩かんね」。古賀の破産を契機に長崎の古い歌を求めて苦難の道を歩み始める二人と、忘れられた名曲「長崎ぶらぶら節」との出会い。そして、父親のいない貧しい少女・お雪をはじめ人々に捧げた愛八の無償の愛を描いた、第122回直木賞受賞作。

なかにし礼

なかにし 礼(なかにし れい、1938年9月2日 - )は、日本の小説家、作詞家。本名は中西 禮三(なかにし れいぞう)。 == 来歴 == 満州国の牡丹江省牡丹江市(現在の中華人民共和国黒竜江省)に生まれる。元は北海道小樽市に在住していた両親は、渡満して酒造業で成功を収めていた。終戦後、満州からの引き揚げでは家族とともに何度も命の危険に遭遇、この体験は以後の活動に大きな影響を与えた。8歳の時に小樽に戻るが、兄の事業の失敗などで小学校は東京と青森で育ち、中学から東京品川区大井町に落ち着く。青森在住時には入会していた読売ジャイアンツのファンクラブの誘いで青森での試合のバットボーイを担当したが、その試合は藤本英雄が日本初の完全試合を達成することとなった。東京都立九段高等学校卒業後、一浪して1958年に立教大学文学部英文科に入学する。
誕生中西 禮三(なかにし れいぞう) (1938-09-02) 1938年9
職業小説家、作詞家
国籍日本
最終学歴立教大学文学部仏文科
代表作作詩『天使の誘惑』『今日でお別れ』『北酒場』『石狩挽歌』『時には娼婦のよ
主な受賞歴日本レコード大賞(3回) 日本作詩大賞(2回) 直木三十五賞(2000年
配偶者石田ゆり(中西由利子)
公式サイトなかにし礼公式ホームページ