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青玉獅子香炉

陳舜臣

父にかけられた革命資金横領の汚名を晴らそうと、真相を探る主人公。次々と起こる奇妙な事件、そして殺人。完全犯罪を思わせる結末に、鮮やかなドンデン返し「炎に絵を」。戦局の拡大とともに大陸を転転と避難する故宮博物院文物。若き玉器彫り職人と模造香炉をめぐる直木賞受賞作品「青玉獅子香炉」。祖国救亡運動中の劇団で起きた殺人事件の意外な後日譚「永臨侍郎橋」。3作品収録、新編集の傑作集。

陳舜臣

陳 舜臣(ちん しゅんしん、1924年2月18日 - 2015年1月21日)は、推理小説、歴史小説作家、歴史著述家。代表作に『阿片戦争』『太平天国』『秘本三国志』『小説十八史略』など。『ルバイヤート』の翻訳でも知られる。神戸市出身。本籍は台湾台北だったが、1973年に中華人民共和国の国籍を取得し、その後、1989年の天安門事件への批判を機に、1990年に日本国籍を取得している。日本芸術院会員。長男は写真家の陳立人(1952年 - )。 == 来歴・人物 == 神戸の元町に生まれる。
誕生1924年2月18日 日本兵庫県神戸市元町
死没(2015-01-21) 2015年1月21日(90歳没) 日本兵庫県神
職業小説家
言語日本語
国籍( 日本)→( 中華民国)→( 中国)→ 日本[1]
最終学歴大阪外国語学校
活動期間1961年 - 2014年
ジャンル推理小説、歴史小説
主題中国の歴史
代表作『阿片戦争』(1967年)『秘本三国志』(1977年)『太平天国』(19
主な受賞歴江戸川乱歩賞(1961年)直木三十五賞(1969年)日本推理作家協会賞(