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中陰の花
玄侑宗久
自ら予言した日に幽界へ旅立ったウメさんは、探し物を教えてくれる“おがみや”だった。臨済宗の僧侶である則道はその死をきっかけに、この世とあの世の中間=中陰(ちゅういん)の世界を受け入れ、みずからの夫婦関係をも改めて見つめ直していく──現役僧侶でもある著者が、生と死を独特の視点から描いて選考委員全員の支持を集めた、第125回芥川賞受賞の表題作。人口2万人の小さな町で、人目をしのんでひっそりと働き、暮らす女の日々を描く「朝顔の音」を併録。
玄侑宗久
玄侑 宗久(げんゆう そうきゅう、1956年4月28日 - )は日本の小説家、臨済宗の僧侶。福島県在住。東日本大震災復興構想会議委員。 == 経歴 == 福島県三春町にある臨済宗妙心寺派福聚寺の長男として生まれる。カトリック系の三春幼稚園、地元の小中学校を経て福島県立安積高等学校卒業。この間モルモン教、統一教会、天理教などに触れる。小学校3年の頃、いずれ来たるべき「死」を想って毎晩のように泣いた。また中学3年で罹った日本脳炎のため、3日間の昏睡状態を経験。
現代語訳般若心経
人はどうしたら苦しみから自由になれるのだろうか。私たちは、生...
禅的生活
生きにくい世の中である。不況、雇用不安などの外圧もさることな...
中陰の花
阿修羅
妻は三つの「わたし」を生きていた。交叉する人格に対峙する、夫...
荘子と遊ぶ
『荘子』はすこぶる面白い。読んでいると、世の中の「常識」とい...
死んだらどうなるの?
「あの世」はどういうところか。「魂」は本当にあるのだろうか。...
中途半端もありがたい
〈問い〉の問答
「問う」という行為を通して見えてくる仏教とは何かー同時代を共...
荘子
一切をあるがままに受け入れるところに真の自由が成立すると説く...
なぜ、悩む!
21世紀のあくび指南
演目ごとに解き明かす落語の魅力。読めば人生も楽〜になっちゃう...
心の力
遺伝子を探求してきた科学者と、仏道に生きてきた禅僧との対話。...
生きる。死ぬ。
芥川賞作家の禅僧とガン医療の第一人者が語り尽くす!死と闘わな...
三世をみつめる
この世も末!そんな時代を活きる覚悟と心得がいっぱい。仏教につ...
玄侑宗久の生きる力
作家にして僧侶。その二つが渾然一体となったとき、新たな創造の...
地蔵のこころ日本人のちから
日本はなぜ、「お地蔵さまだらけ」なのか?善は急げ 急がば回れ...
四季の公案
からだ、こころ、いのち
催眠療法、自律訓練法の探求を経て動作法を確立し、わが国の臨床...
ないがままで生きる
この本では、「無分別」「無常」「無我」「無心」という仏教の智...
風流ここに至れり
流動し続ける現実に、文学は、宗教は、どう向き合うのか。福島県...