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闘牛

井上靖

ひとりの男の十三年間にわたる不倫の恋を、妻・愛人・愛人の娘の三通の手紙によって浮彫りにした恋愛心理小説『猟銃』。社運を賭した闘牛大会の実現に奔走する中年の新聞記者の情熱と、その行動の裏側にひそむ孤独な心情を、敗戦直後の混乱した世相のなかに描く芥川賞受賞作の『闘牛』。無名だった著者の名を一躍高からしめた初期の代表作2編の他『比良のシャクナゲ』を収録。
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井上靖

井上 靖(いのうえ やすし、1907年(明治40年)5月6日 - 1991年(平成3年)1月29日)は、日本の小説家。文化功労者、文化勲章受章。 == 年譜 == 1907年(明治40年)5月6日 - 北海道上川郡旭川町(現:旭川市)に軍医・井上隼雄と八重の長男として生まれる。井上家は静岡県伊豆湯ヶ島(現在の伊豆市)で代々続く医家である。父・隼雄は現在の伊豆市門野原の旧家出身であり井上家の婿である。 1908年(明治41年) - 父が韓国に従軍したので母の郷里・静岡県伊豆湯ヶ島(現在の伊豆市湯ケ島)へ戻る。 1912年(大正元年) - 両親と離れ湯ヶ島で戸籍上の祖母かのに育てられる。 1914年(大正3年) - 湯ヶ島尋常小学校(後の伊豆市立湯ヶ島小学校。
誕生1907年5月6日 北海道旭川町(現:旭川市)
死没(1991-01-29) 1991年1月29日(83歳没) 東京都中央区
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士(文学)
最終学歴京都帝国大学文学部哲学科(美学)
活動期間1936年 - 1991年
ジャンル小説
代表作『氷壁』(1957年)『天平の甍』(1957年)『敦煌』(1959年)『
主な受賞歴千葉亀雄賞(1936年)芥川龍之介賞(1950年)芸術選奨(1958年)