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世界から猫が消えたなら

川村元気

僕は生きるために、 消すことを決めた。 今日もし突然、 チョコレートが消えたなら 電話が消えたなら 映画が消えたなら 時計が消えたなら 猫が消えたら そして 僕が消えたなら 世界はどう変化し、人は何を得て、何を失うのか 30歳郵便配達員。余命あとわずか。 陽気な悪魔が僕の周りにあるものと引き換えに1日の命を与える。 僕と猫と陽気な悪魔の摩訶不思議な7日間がはじまった――― 消してみることで、価値が生まれる。 失うことで、大切さが分かる。 感動的、人生哲学エンタテインメント。 プリント版にはない、特別付録「SPECIAL PHOTOBOOK」付き。

川村元気

川村 元気(かわむら げんき、1979年3月12日 - )は、日本の映画プロデューサー、小説家、脚本家、映画監督、絵本作家。STORY株式会社代表取締役プロデューサー、東宝株式会社映画企画部映画企画室室長。 == 経歴 == 日本大学芸術学部を出て日活で助監督を務めたが挫折した経験を持つ父から、映画の英才教育を受ける。3歳の時に人生で初めて見た映画は、当時のスティーヴン・スピルバーグの最新作『E.T.』。この頃から、クリスチャンの母の勧めで旧約・新約聖書を読むことも始める。家庭の方針によって、自宅にテレビがなく、幼稚園にも保育園にも行かなかった。小学校に上がると、毎週土日に父と名作映画を見続けるのが習慣となった。高校・大学時代にはレンタルビデオ店に通い詰め、ピーク時は、年500本を鑑賞した。
生年月日(1979-03-12) 1979年3月12日(41歳)
出生地日本・神奈川県横浜市[1]
職業映画プロデューサー小説家脚本家映画監督絵本作家