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北京飯店旧館にて
中薗英助
「きみは、人類という立場に立てますか?」日本占領下の北京で出会った中国の友は、謎の問いを残し戦地に消えた。またある友は、文化大革命で迫害を受け窮死。41年の歳月を経て、青春の地・北京に還った作家は、彼我を隔てる深い歴史の暗渠に立ち竦みつつ、その底になお輝きを放つ人間の真実を探してやまない。日中の狭間に生き、書いた中薗の深い想いが結晶した代表作。読売文学賞受賞作。
中薗英助
中薗 英助(なかぞの えいすけ、男性、1920年8月27日 - 2002年4月9日)は、日本の小説家・推理作家。福岡県出身。本名:中園 英樹。 == 来歴・人物 == 旧制八女中学校卒業。旧満州を経て、1938年に北京へ遊学し、東亜新報記者を務めるかたわら、執筆活動を開始。1946年に引き揚げ帰国し、1950年に『近代文学』に『烙印』を発表して以来、作家生活へ。 1981年に『闇のカーニバル』により日本推理作家協会賞評論その他の部門受賞。 1993年に『北京飯店旧館にて』により読売文学賞受賞。
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