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復活祭のためのレクイエム

新井千裕

<言語>と<笑い>にあふれる、群像新人賞受賞作。――窮極のキャッチフレーズ「買って」! これをオカマのセーラちゃんに教えられた、コピーライターの僕。あらゆる言葉になることができたし、あらゆる物になることができ、メタモルフォ-スをくり返す、W1―ダブルワン。そしてオカマに変身してしまった「彼」の、愛と笑いにあふれた物語。一分ごとの笑いの激流におぼれないで、最後まで「読んで」!?

新井千裕

新井 千裕(あらい ちひろ、男性、1954年1月27日 - )は、日本の小説家。新潟県出身。早稲田大学法学部卒業。新宿区役所職員、コピーライターを経て、1986年、「復活祭のためのレクイエム」で第29回群像新人文学賞小説部門を受賞。