六〇〇〇度の愛
鹿島田真希
優しい夫と息子と団地で暮らす何不自由ない生活を捨て、ある日、女は長崎へと旅立った。かつて六〇〇〇度の雲で覆われ、原爆という哀しい記憶の刻まれた街で、女はロシア人の血を引く美しい青年と出会う。アルコール依存の末に自殺した兄への思慕を紛らわすかのように、女は青年との情交に身を任せるが―。生と死の狭間で揺れる女を描き、現代人の孤独に迫った三島賞受賞作。
誕生 | (1976-10-26) 1976年10月26日(44歳) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 白百合女子大学仏文科 |
活動期間 | 1999年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『六〇〇〇度の愛』(2005年)『冥土めぐり』(2012年) |
主な受賞歴 | 文藝賞(1999年)三島由紀夫賞(2005年)野間文芸新人賞(2007年 |
デビュー作 | 『二匹』(1999年) |
配偶者 | あり |