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にぎやかな湾に背負われた船

小野正嗣

とある海辺の集落「浦」を舞台に、教師と恋に落ちた少女、奇妙な昔語りにふける四人組の老人などがつむぎ出す、半世紀あまりの脱線につぐ脱線の記憶と現在の物語。第15回三島由紀夫賞を受賞した表題作に、第12回朝日新人文学賞受賞の「水に埋もれる墓」を併録して文庫化。

小野正嗣

小野 正嗣(おの まさつぐ、1970年11月27日 - )は、日本の小説家、比較文学者、フランス文学者。早稲田大学文化構想学部教授。 == 来歴・人物 == 大分県蒲江町(現佐伯市)出身。大分県立佐伯鶴城高等学校から一浪した後、東京大学文科I類に入学するも法学部には進まず、教養学部比較日本文化論専攻に進学、卒業。同大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。マリーズ・コンデを論じた博士論文でパリ第8大学Ph.D。 1996年、新潮学生小説コンクールでデビュー。2001年、「水に埋もれる墓」で第12回朝日新人文学賞受賞。
誕生(1970-11-27) 1970年11月27日(49歳)
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育博士
最終学歴パリ第8大学Ph.D
活動期間2001年 -
ジャンル小説
代表作『にぎやかな湾に背負われた船』(2002年)『九年前の祈り』(2014年
主な受賞歴朝日新人文学賞(2001年)三島由紀夫賞(2002年)早稲田大学坪内逍遙
デビュー作『水に埋もれる墓』(2001年)
配偶者あり