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かか

宇佐見りん

うーちゃん、19歳。 母(かか)も自分も、もう抱えきれん。 選考委員・町田康、村田沙耶香、震撼。 痛みと切なさを描く20歳の才器、第56回文藝賞受賞作。 19歳の浪人生うーちゃんは、大好きな母親=かかのことで切実に悩んでいる。かかは離婚を機に徐々に心を病み、酒を飲んでは暴れることを繰り返すようになった。鍵をかけたちいさなSNSの空間だけが、うーちゃんの心をなぐさめる。 脆い母、身勝手な父、女性に生まれたこと、血縁で繋がる家族という単位……自分を縛るすべてが恨めしく、縛られる自分が何より歯がゆいうーちゃん。彼女はある無謀な祈りを抱え、熊野へと旅立つ――。 未開の感性が生み出す、勢いと魅力溢れる語り。 痛切な愛と自立を描き切った、20歳のデビュー小説。

宇佐見りん

宇佐見 りん(うさみ りん、女性、1999年 - )は、日本の小説家。 == 来歴 == 大学在学中の2019年に「かか」で文藝賞を受賞し(遠野遥と同時受賞)、2020年、同作品で三島由紀夫賞を最年少で受賞。第44回野間文芸新人賞候補にも選ばれる。 == 人物 == 静岡県生まれ、神奈川県育ち。 好きな作家は中上健次。 == 著書 == 『かか』(2019年11月、河出書房新社) かか(『文藝』2019年冬号) 『推し、燃ゆ』(2020年9月、河出書房新社) 推し、燃ゆ(『文藝』2020年秋季号) === エッセイ === 顔パックの悲しみ(『群像』2020年10月号) == 脚注 == == 外部リンク == 宇佐見りん『推し、燃ゆ』『かか』(@rinrin_usami)- Twitter 「推し」が炎上したら。