切れた鎖
田中慎弥
海峡の漁村・赤間関を、コンクリの町に変えた桜井の家。昔日の繁栄は去り、一人娘の梅代は、出戻った娘と孫娘の3人で日を過ごす。半島から流れついたようにいつの間にか隣地に建った教会を憎悪しながら...。因習に満ちた共同体の崩壊を描く表題作ほか、変態する甲虫に社会化される自己への懐疑を投影した「蛹」など、ゼロ年代を牽引する若き実力作家の川端賞・三島賞同時受賞作。
誕生 | (1972-11-29) 1972年11月29日(47歳) 山口県下関市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 山口県立下関中央工業高等学校 |
活動期間 | 2005年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『蛹』(2007年)『共喰い』(2011年)『ひよこ太陽』(2019年) |
主な受賞歴 | 新潮新人賞(2005年)川端康成文学賞(2008年)三島由紀夫賞(200 |
デビュー作 | 『冷たい水の羊』(2005年) |