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ルイジアナ杭打ち

吉目木晴彦

父親の仕事の都合でルイジアナ州バトンルージュで暮らす日々を、両親や周囲の人々、風物を、少年の目を通して書きとめた新しい形式の短編集。深南部(ディープ・サウス)に住む異邦人としての非適応感覚を、クールに、しかもユーモアも交えて捉えた意欲作。野間文芸新人賞受賞の表題作に、群像新人賞の「ジパング」を併録。

吉目木晴彦

吉目木 晴彦(よしめき はるひこ、1957年2月25日- )は、日本の小説家、日本近代文学研究者、安田女子大学文学部教授。「吉」の正確な表記は「」(「土」の下に「口」、つちよし)である。 == 経歴 == 神奈川県小田原市生まれ。武田家に生まれたが二歳で父が死んだため吉目木家へ養子にいく。養父は農学者の吉目木三男(1966年東北大学理学博士)。父がルイジアナ州立大学に出向したため、、子供時代をアメリカやタイなどで過ごす。アメリカでは、作品の舞台になったルイジアナ州のバトンルージュにも住んでいたことがある。江馬修『山の民』に感動し、影響を受ける。
誕生(1957-02-25) 1957年2月25日(63歳) 日本・神奈川県
職業小説家、大学教授
最終学歴成蹊大学法学部法律学科卒業
活動期間1985年 -
主な受賞歴第28回群像新人文学賞優秀作(1985年)第10回野間文芸新人賞(198
デビュー作「ジパング」(1985年)