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LIFE

松波太郎

【第150回芥川賞候補作】猫木豊、31歳。脳内で「365日毎日“だらだら且ぶらぶら”できる国の王」として暮らす、ダメ男。ある日、パートナーの宝田から妊娠を告げられ、“だらだら且ぶらぶら”に未練を残しつつ、現実の生活と向き合い始める。しかし出産後、こどもの先天的障害が判明し、宝田は動揺を隠せない。いっぽう猫木は、ダメ男のくせにそんな宝田への不満を隠せない――。二人は互いに見当違いの三くだり半をつきつけ合うのだった。

松波太郎

松波 太郎(まつなみ たろう、1982年6月28日 - )は日本の小説家、臨床家。三重県出身。 == 来歴 == 高校時代、スペインにサッカー留学の経験がある。大東文化大学中退。北京外国語大学中退。宇都宮大学卒業。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。4校の大学に2年ずつ計8年間通っていた。
誕生(1982-06-28) 1982年6月28日(38歳) 日本 三重県
職業小説家 ・ 臨床家
最終学歴一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了
主な受賞歴第107回文學界新人賞(2008年)第36回野間文芸新人賞(2014年)
デビュー作「廃車」(2008年)