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鏡の背面

篠田節子

薬物依存症患者やDV被害者の女性たちが暮らすシェルターで発生した火災。「先生」こと小野尚子が入居者を救い、死亡。盛大な「お別れの会」が催された後、警察から衝撃の事実が告げられる。「小野尚子」として死んだ遺体は、別人のものだった。ライターの山崎知佳は、過去を調べるうちに、かつて「女」を追っていた記者にたどり着く。一方、指導者を失ったシェルター内では、じわじわと不協和音が...。傑作長編サスペンス。

篠田節子

篠田 節子(しのだ せつこ、1955年10月23日 -)は、日本の小説家、ホラー作家、SF作家、推理作家。 == 経歴・人物 == 東京都生まれ。八王子の典型的な商業地区で育つ。小学生時代に冒険小説やSF、コナン・ドイルの『失われた世界』に夢中になり、中学生時代には、『コンチキ号漂流記』や『沈黙の世界』など自然科学系のノンフィクションを中心に、中尾明『黒の放射線』などに読み耽ったという。 東京都立富士森高等学校、東京学芸大学教育学部卒業後、八王子市役所に勤務する。市役所の勤務年数は10年以上にもおよび、福祉、教育、保健(健康管理)など様々な部署に異動、配属された。市立図書館の立ち上げにも携わり、図書館には5年10か月勤務したが、キャリアアップや転職志向が強く、心ここにあらず状態で「困った職員だった」と本人はインタビューで振り返っている。 30歳の時、朝日カルチャーセンターの小説執筆講座に通い、直木賞作家多岐川恭の指導を受ける。
誕生(1955-10-23) 1955年10月23日(65歳) 日本・東京都
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士
最終学歴東京学芸大学教育学部
活動期間1990年 -
ジャンルホラー小説SF推理小説
代表作『女たちのジハード』(1997年)
主な受賞歴小説すばる新人賞(1990年)山本周五郎賞(1997年)直木三十五賞(1
デビュー作『絹の変容』(1991年)