鍵のない夢を見る
辻村深月
望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行──。普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。著者の巧みな筆が光る傑作。第147回直木賞受賞作!
誕生 | (1980-02-29) 1980年2月29日(40歳) 日本・山梨県笛 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士 |
最終学歴 | 千葉大学教育学部 |
活動期間 | 2004年 - |
ジャンル | ミステリ推理小説 |
代表作 | 『ツナグ』(2010年)『鍵のない夢を見る』(2012年)『かがみの孤城 |
主な受賞歴 | メフィスト賞(2004年)吉川英治文学新人賞(2011年)直木三十五賞( |
デビュー作 | 『冷たい校舎の時は止まる』(2004年) |
配偶者 | あり[1] |
子供 | 2人[2] |