コシャマイン記
鶴田知也
和人によるアイヌ民族迫害の歴史を、誇り高き部族長の裔・コシャマインの悲劇的な人生に象徴させ、昭和十一年、第三回芥川賞を受賞した、叙事詩的作品「コシャマイン記」を中心に、棄民されていく開拓民の群像と、そこでの苦闘に迫る「ナンマッカの大男」「ニシタッパの農夫」など、北海道を舞台とした初期作品九篇を精選。アイヌと下層農民を描くことで、民族的連帯を模索した稀有なる試み。
誕生 | 高橋 知也1902年2月19日福岡県小倉市大阪町(現:北九州市小倉北区) |
死没 | (1988-04-01) 1988年4月1日(86歳没)東京都中野区 |
職業 | 小説家、農業指導者、草木画家 |
最終学歴 | 福岡県立豊津中学校(現福岡県立育徳館高等学校)卒業 |
活動期間 | 1927年~1960年代 |
ジャンル | プロレタリア文学、農民文学 |
代表作 | 『コシヤマイン記』(1937年) |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1937年)小学館児童文化賞(1955年) |
デビュー作 | 『子守娘が紳士を殴った』(1927年) |
配偶者 | 野島勝子 |