cover

青果の市

芝木好子

没落した幕臣の娘が十五歳で神田の湯葉商の養女となり、養父を助けその半生を捧げる名作「湯葉」。すぐれた陶器や陶芸家に魅せられ父と娘の微妙な心の揺曳を抒情的に描く「青磁砧」(女流文学賞受賞)。男に執着する娼婦上りの女の業に迫る「洲崎パラダイス」。「青果の市」で芥川賞を受賞した著者の中期を代表する三篇収録。
thumbnail

芝木好子

芝木 好子(しばき よしこ、1914年5月7日 - 1991年8月25日)は、日本の小説家。生まれ育った東京下町への哀惜を託した文章で知られ、芸術と恋愛の相克に苦しむ女性の生き方を描いた小説に独自の境地を拓いた。戦後の女流文学を代表する作家の一人である。芸術院会員。文化功労者。 == 経歴 == 東京府王子町大字王子(現在の東京都北区王子)生まれ、7歳から浅草区浅草東仲町(現在の台東区雷門)に移住。東京市田原尋常小学校(現在の台東区立田原小学校)卒。東京府立第一高等女学校(現在の東京都立白鷗高等学校)卒。
誕生芝木 好子(しばき よしこ)1914年5月7日 日本・東京府北豊島郡王子
死没(1991-08-25) 1991年8月25日(77歳没) 日本・東京都
墓地青山霊園
言語日本語
国籍日本
最終学歴東京府立第一高等女学校卒業
ジャンル小説、随筆
主題恋愛小説
代表作『青果の市』(1941年)『洲崎パラダイス』(1954年)『湯葉』(19
主な受賞歴第14回芥川龍之介賞(1942年)女流文学者賞(1960年)小説新潮賞(
配偶者大島清